ウレタン敷き布団の特徴
最近登場したウレタンフォームを使った布団、敷き布団や枕などの寝具に展開されています。
ウレタンフォームとは何かといえば、原料は樹脂でできています。
樹脂に気泡を混ぜてできるのですが、スポンジを思い浮かべるとウレタンがどんなものかわかると思います。
軽量でクッション性があり、硬さは色々と調整することが可能です。
実は布団以外にも、ヘルメットの中材やスポンジ、靴のインソール、おむつギャザーなど色んな用途に使われています。
良く低反発枕やマットレスと呼ばれるものにはこのウレタンが使われています。
ウレタンを作る段階で反発力の低い樹脂を使うことで、モチモチの感触が生まれるわけです。
ウレタンというと低反発というイメージが強いですが、反発力の高いものもあり、高反発な素材もあります。
また硬さを変えるだけでなく、形状も自由自在に変えることができます。
凸凹形状が特徴的な、点で支える西川のエアーもウレタンでできています。
ウレタンの特徴としては硬さや形状を自由に変えられることではないでしょうか。
またクッション性や衝撃吸収性もあることから、体圧分散性があることもウレタンを使った布団の特徴といえます。
天然素材ではなく、人工的に作り出された素材であるため、ダニなどの雑菌が繁殖しにくいのですが、この特性は布団にとって大きな魅力です。
綿ではないので、埃がたちにくく耐久性も強いです。
唯一欠点を上げるとすれば、水に弱いという点です。
汚れにくく、ダニが繁殖しにくいとはいえ、丸洗いできないのは布団にとって致命的かもしれません。
クリーニング店など専門の業者であってもメンテナンスはできないようですから、ある程度使ったら買い替えるというのが賢明です。
またウレタン自体は軽量ですが、高反発なウレタンを使う量が多い布団は重くて取扱いが困難です。
このようにウレタンは体圧分散性に優れているのが最大のメリットです。
しかしデメリットも実は結構あるというのが率直な感想です。